今回は高等支援学校の見学に行ってきた感想と、自閉症の息子が住んでいる大阪府の高等支援学校の概要についてお伝えしていこうと思います。
高等支援学校の種類と受験について
学区割による府立立高等支援学校
小学部と中学部がある学校の高等学校は、特別支援学校の高等部という呼び方をします。
高等支援学校という名称の場合は、高等部のみの学校の事を指します。
呼び方は違いますが、学校の内容は一緒です。
住んでいる地域の小学校の学区によって、通う学校が割り当てられています。
受験はなく、願書さえ出せば入学する事が可能です。
形だけの受験はありますが、落ちる事はありません。
本人の能力を検査して、入学後の支援に役立てるそうです。
大阪府立の高等支援学校は、学校給食があります。
通学は、自主通学か、スクールバスでの通学かを選択できます。
高等支援学校 職業学科
高等支援学校 職業学科とは、知的障がいのある生徒が、就労を通じて自立することを支援するもので、職業専門学科を設置しており職業に関する実習を行います。
学校給食はありません。
こちらは受験をして、合格しなければ通うことができません。
自主通学ができる事が条件です。
共生推進教室
共生推進教室とは、一般の高等学校に設置されていて、高等学校で学びながら週に1回は高等支援学校での授業を受けるというものです。
受験に合格をする必要があります。
一般の高等学校に設置されていますが、卒業資格は支援学校の卒業となります。
自主通学が条件で給食はありません。
知的障がい生徒自立支援コース
知的障がい生徒自立支援コースは、一般の高等学校で学びます。
受験に合格する必要があること、自主通学が条件で給食がないことは共生推進教室と同じです。
こちらは、一般の高等学校の卒業資格となります。
高等専修学校
高等専修学校に進学という選択肢もあります。
こちらは、学校によって内容は大きく変わってくるようです。
府立高等支援学校を見学してみて
今回見学した高等支援学校は、肢体不自由のあるお子さんが通う普通課程と、知的障がいのあるお子さんが通う生活過程に分かれています。
授業内容は、基本的には現在の中学部で行っている学習や自立活動の継続といった印象です。
加えて、農作業などの将来の就労に役立つ科目は中学部より力をいれているそうです。
スクールバスの運行は、バス停が決められており、バス停まで15分程歩かなくてはならないようです。(現在は家から5分以内の場所までバスが来てくれています。)
まとめ
特別支援学校中学部卒業後の進路には、いくつかの選択肢があります。
息子には受験は難しいので、大阪府立の高等支援学校に進学することになります。
高等支援学校では、就労に向けてたくさん学んでいって欲しいです。
障がいがあっても、自分らしい生き方ができる進路を選択していってあげたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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